折り上げ天井
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折り上げ天井に合うクロスや照明は?後悔しない選び方のコツも

執筆者プロフィール

桜木 理恵
資格情報: Webライター、宅地建物取引士、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、管理業務主任者

大学在学中に宅地建物取引士に合格。新卒で大手不動産会社に入社し、売買仲介営業担当として約8年勤務。結婚・出産を機に大手ハウスメーカーのリフォームアドバイザーに転身し約5年勤務。その他信託銀行にて不動産事務として勤務経験あり。現在は不動産の知識と経験を活かし、フリーランスのWebライターとして活動。不動産や建築にまつわる記事を多数執筆。「宅地建物取引士」「2級ファイナンシャル・プランニング技能士」「管理業務主任者」所持。

ざっくり要約!

  • 折り上げ天井とは、天井をフラットに仕上げることなく中心部分を一段高く折り上げたような形状にした天井のこと
  • 折り上げ天井はフラットな天井と比べて意匠性がアップするのでおしゃれ度が上がり、光の陰影により重厚感や高級感が生まれる

折り上げ天井とは、天井の中心部を一段高く仕上げることで、空間に立体感や開放感を与える工法です。名前は知らなくても「見たことがある」という方は、意外と多いのではないでしょうか。

折り上げ天井はリビングや玄関に採用することが多く、間接照明と相性がよいのが特徴です。またシーリングファンや照明一体型のホームプロジェクターの併用もおすすめです。工夫次第でデザイン性が高くおしゃれで、快適な空間にすることができます。

この記事では、折り上げ天井の特徴とメリット・デメリットを解説し、折り上げ天井を採用するときのポイントや施工コスト、活用方法を紹介します。

マイホームの新築やリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

折り上げ天井とは?

まず折り上げ天井の特徴と、その魅力を紹介します。

折り上げ天井の特徴と魅力

折り上げ天井とは、天井をフラットに仕上げず、中心部分を一段高く折り上げたような形状にした天井のことをいいます。

日本の武家屋敷に用いられた書院造りにおいては、格式の違いを表現するために折り上げ天井が用いられています。たとえば将軍が座る間には、さらに格の高い二重折り上げ天井が採用されました。

折り上げ天井は日本に古くからある建築的技法ともいえますが、空間的な広がりを表現できるため、スタイリッシュで開放感のあるリビングにしたいときなどによく採用されています。

天井を一部高くすることで空間に立体感が生まれ、また間接照明や化粧梁を併用するなど工夫することで、インテリアのアクセントにもなります。

折り上げ天井のメリット

折り上げ天井は、天井の一部を高くすることで空間を立体的に見せることができ、その視覚的効果で開放感のある空間を演出できます。また縦のラインが強調されるため、部屋の奥行きも感じられるでしょう。

フラットな天井と比べて意匠性がアップするのでおしゃれ度も上がり、光の陰影により重厚感や高級感が生まれます。

また間接照明や化粧梁を効果的に使うことで、デザイン性が高くスタイリッシュな空間づくりが可能です。

折り上げ天井はインテリアのアクセントにもなるため、その規模やコスト以上のメリットを感じられるでしょう。

折り上げ天井の設置にかかるコストについては、この後紹介します。

折り上げ天井のデメリット

折り上げ天井はフラットな天井に比べて凹凸があるため、ほこりが溜まりやすく、掃除がしにくい可能性があります。脚立などを利用して掃除をする際は、転倒しないように注意しましょう。

部屋がそれほど広くない場合は折り上げ天井部分も狭くなり、十分な効果を得られないことも考えられます。ある程度の広さが確保できるリビングなどに採用しましょう。

また折り上げ天井は、高くするところ以外は一段低い天井になります。構造的に天井の高さを十分に確保できない場合は、かえって圧迫感が強くなる可能性があります。

たとえば1階に折り天井を施工するために十分な高さを確保しようとすると、その分2階の部屋の高さは低くなります。

建築する場所の高さ制限にもよりますが、全体的なバランスを考えて、折り上げ天井とするかどうか検討しましょう。

折り上げ天井の費用はどのくらい?

折り上げ天井のコストについて紹介します。

低コストでも設置可能

折り上げ天井は吹き抜けほどの開放感は望めませんが、比較的低コストで施工することが可能です。リビングや玄関ホールに、ちょっとした開放感が欲しい方におすすめの工法です。

折り天井の大きさや形状によってもコストは異なりますが、施工費用は1~3万円/㎡が一般的な相場です。

たとえば折り上げ天井の広さを5㎡程度とする場合は、5~15万円程度です。リフォームで折り上げ天井を造作する場合、既存の天井を一部解体する必要があります。新規に設けるよりも割高になるでしょう。

間接照明を配置する場合は電気の配線が必要になり、電気工事の費用が別途かかります。シーリングファンの設置を想定する場合は、天井裏補強もしておくと安心です。また化粧梁を設置する場合は、使用する建材に応じて費用が高くなります。

実際の費用についてはハウスメーカーや工務店、リフォーム会社に相談し、折り上げ天井の施工例などを見せてもらうとよいでしょう。

折り上げ天井の設置・選び方のポイント

折り上げ天井の活用方法やクロスを選ぶ際のポイントを紹介します。

シーリングファンの活用でデザイン性・冷暖房効率UP

吹き抜けのあるリビングは冷暖房の効率が悪くなるため、電気代を心配することがあります。しかし折り上げ天井であれば、シーリングファンの活用で空気の循環を促すことができるでしょう。

シーリングファンは実用的な効果も期待できますが、そのデザイン性により、リゾートホテルのような演出も可能です。

シーリングファンは照明と一体化したものや天井に直付けするタイプ、ペンダントタイプなどの種類があります。

シーリングファンと床との距離は210㎝以上とすることが望ましく、折り上げ天井にはペンダントタイプはあまり適しません。なるべくコンパクトで、すっきりしたフォルムのものを選択しましょう。

また家電量販店やネットで購入する際は、サイズだけでなく重量にも注意しましょう。シーリングファンは作動時に振動も発生するため、天井や天井との接続部に負担がかかる可能性があります。

取り付けが心配な方は、リフォーム会社や工務店などに相談しましょう。

スピーカー付きの照明でホームシアターに

自宅のリビングでも手軽に大画面を楽しめる、3㏌1ホームプロジェクターを採用するのもおすすめです。

天井の引掛けシーリングに取り付けることができる、照明一体型のホームプロジェクターは比較的厚みがありますが、折り上げ天井であれば圧迫感なく設置できるでしょう。

プロジェクターとスピーカーが照明器具の機能も持ち合わせているため、プロジェクターをその都度設置する必要もありませんし、機材が邪魔になることもありません。

お気に入りの空間でリラックスして映画鑑賞できるので、家族のおうち時間を楽しむことができます。

間接照明で雰囲気のある空間づくり

折り上げ天井と間接照明は相性がよく、相乗効果も期待できます。たとえばメインの照明以外にダウンライトを追加すれば、時間帯や過ごし方によって明るさを調節することができ、空間の雰囲気も変化させることができます。

一例として、四方のくぼみにそってライン状の照明を配置することで、折り上げ天井全体が照明のようなデザインにすることができます。

天井に反射した光が優しく室内を照らすので、安らぎを感じられるソフトな印象になります。また光の陰影を強調することで重厚感を表現することができ、空間に高級感を出すこともできます。

天井を照らす照明をコープ照明といいますが、光源を隠して設置することでよりデザイン性を高めることができます。折り上げ天井を設置するのであれば、間接照明にもこだわってみましょう。

表現したいテイストに合わせて間接照明を選ぶことで、こだわりが感じられる空間になります。

白いクロスで明るく開放的な住環境へ

折り上げ天井を採用することで開放感や明るさを出したい場合は、なるべくシンプルな白いクロスを選択しましょう。天井に軽さが出るので、圧迫感のない開放的なイメージを演出できます。

もし個性や存在感を出したいときは、あえて色や柄のあるクロスを選ぶ方法もあります。主張のあるクロスや素材にすることで、折り上げ天井に自然と視線が向きます。個性を表現したい、もしくはインテリアのアクセントとして強調したい場合は効果的な手法といえます。

たとえばフローリングと合わせて木目調にしたり、ソファーやカーテンの色味と合わせたりすることもできます。好みのテイストに応じて選びましょう。

この記事のポイント

折り上げ天井のメリットは何ですか?

折り上げ天井のメリットは、天井の一部を高くすることで空間を立体的に見せることができ、その視覚的効果で開放感のある空間を演出できる点です。また縦のラインが強調されるため、部屋の奥行きも感じられるでしょう。

フラットな天井と比べて意匠性がアップするのでおしゃれ度も上がり、光の陰影により重厚感や高級感が生まれるというメリットもあります。

詳しくは「折り上げ天井のメリット」をご覧ください。

折り上げ天井の費用はどのくらい?

折り天井の大きさや形状によってもコストは異なりますが、施工費用は1~3万円/㎡が一般的な相場です。

たとえば折り上げ天井の広さを5㎡程度とする場合は、5~15万円程度です。リフォームで折り上げ天井を造作する場合、既存の天井を一部解体する必要があります。新規に設けるよりも割高になるでしょう。

間接照明を配置する場合は電気の配線が必要になり、電気工事の費用が別途かかります。シーリングファンの設置を想定する場合は、天井裏補強もしておくと安心です。また化粧梁を設置する場合は、使用する建材に応じて費用が高くなります。

詳しくは「折り上げ天井の費用はどのくらい?」をご覧ください。

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