ざっくり要約!
- 同棲のメリットには、家賃・光熱費の負担を軽減できることや、結婚前に生活習慣や価値観を理解しあえることなどが挙げられます。
- 同棲がうまくいくカップルには、経済的・精神的に自立し、結婚を前提に交際しているといった特徴が見られます。
- 同棲に適している住まいは、適度な広さがあり、個々の時間を大切にできる間取りの物件です。
同棲は、生活費を分担できるだけでなく、お互いの生活リズムや価値観を知るきっかけにもなります。パートナーとの関係を深めながら、結婚後の生活スタイルを体験できるのは同棲ならではのメリットです。
しかし、同棲を始めるタイミングや、どのような住まいを選ぶべきかについて、悩む方もいるかもしれません。
この記事では、同棲の主なメリットに加え、同棲に向いているカップルの特徴や、快適な住まい選びのポイントを紹介します。二人の新しい暮らしを始める際の参考にしてください。
記事サマリー
同棲するメリット
同棲を始めると、生活にさまざまな変化が訪れます。金銭面でのメリットだけでなく、二人の関係性をより良いものにする効果も期待できるでしょう。ここでは、同棲がもたらす主なメリットを3つ解説します。
- 生活費が下がる
- 結婚前にお互いのことをより深く知れる
- 健康状態を気遣える
生活費が下がる
同棲によって得られる大きなメリットは、生活費の負担を軽減できることです。それぞれが一人暮らしをしている場合、家賃や水道光熱費、通信費などを二人で分担することで、一人あたりの支出を抑えられます。
たとえば、家賃8万円のワンルームにそれぞれ住んでいると合計16万円かかりますが、家賃12万円の1LDKや2DKの物件で同棲をすれば、住居費を大幅に削減できます。浮いた費用を貯蓄や二人の趣味に充てることで、生活にゆとりが生まれるでしょう。
結婚前にお互いのことをより深く知れる
結婚前に同棲をすることで、お互いのことをより深く理解できるのも大きなメリットです。デートの時間だけでは見えにくい、生活習慣や価値観の違いを知ることができます。
たとえば、掃除や洗濯の頻度、お金の使い方、休日の過ごし方など、日々の暮らしのなかで相手の素の姿に触れる機会が増えます。結婚後の生活を具体的にイメージしやすく、将来起こりうる価値観の相違によるすれ違いを未然に防ぎやすくなるでしょう。
| ・「結婚生活」に関する記事はこちら お互い実家暮らしの二人が結婚、はじめての引越し。納得いく家えらびのために夫婦がしたこと。 |
お互いの健康状態を気遣える
一緒に暮らすことで、お互いの健康状態を気遣い、支え合えるようになります。一人暮らしでは気づきにくい体調の異変も、パートナーがそばにいれば早期に発見できる可能性があります。
例えば、夏場の熱中症や食欲不振、急な発熱など、自分では軽視しがちな違和感に相手が気づいてくれるかもしれません。万が一の際に頼れる人が近くにいる安心感は、同棲がもたらす大きなメリットのひとつです。
同棲した方がいいカップルの特徴
同棲を始めるかどうかを判断するには、二人の関係性や生活環境が重要なポイントです。ここでは、どのようなカップルが同棲に向いているのか、その特徴を3つ解説します。
- お互い一人暮らしをしている
- お互い自立している
- 結婚を前提に付き合っている
お互い一人暮らしをしている
お互いが一人暮らしをしているカップルは、同棲を始める際の負担が比較的少なく、スムーズに新生活へ移行しやすい傾向があります。
一人暮らしの経験を通じて、炊事や洗濯、金銭管理などの基本的な生活スキルが身についているため、家事の分担や生活費のやりくりもしやすくなります。
また、すでに使用している家具や家電を持ち寄れば、初期費用を抑えやすく、生活コストの削減にもつながります。経済面と生活面の両方で、同棲によるメリットを実感しやすいといえるでしょう。
お互い自立している
経済面・精神面で自立しているカップルは、同棲生活を続けやすい傾向があります。安定した収入があることで、家賃や生活費を無理なく分担でき、金銭的なトラブルを避けやすくなります。
また、精神的に自立していることで、相手に過度に頼りすぎることなく、適度な距離感を保ちながら生活をともにできます。お互いの時間や考え方を尊重し合える関係性は、同棲を続けるうえでの大切な要素です。
結婚を前提に付き合っている
結婚を視野に入れて付き合っているカップルにとって、同棲は現実的な生活を確認する機会となります。共同生活のなかで価値観や生活習慣のすり合わせが進み、結婚後の暮らしを具体的にイメージしやすくなります。
また、金銭感覚や家事分担など、生活に関わるテーマについて話し合う機会も自然と増えていきます。親への紹介や結婚準備への流れもスムーズに進めやすく、周囲の理解を得やすくなる点も同棲のメリットといえるでしょう。
同棲しない方がいいカップルの特徴
同棲には多くのメリットがありますが、すべてのカップルに適しているわけではありません。状況によっては、一緒に暮らすことで二人の関係が悪くなってしまう場合もあります。
ここでは、同棲を始める前に一度立ち止まって考えた方がよいケースを3つ紹介します。
- 交際期間が短い
- 入学・就職などで環境が変わったばかり
- 同棲の目的が一致していない
交際期間が短い
交際期間が短いカップルは、同棲を始めるのを少し待った方が賢明かもしれません。お互いの性格や価値観を十分に理解できていない段階で共同生活を始めると、ささいなことで衝突しやすくなります。
また、相手の良い部分しか知らない時期は、生活のなかで見えてくる現実的な側面に幻滅してしまう可能性があります。まずはデートや旅行などを通じて関係を育み、お互いへの理解と信頼を深めてから同棲を検討することが大切です。
入学・就職などで環境が変わったばかり
入学や就職、転職など、生活環境が大きく変わった直後の同棲は避けた方がよいでしょう。新しい学校や職場に適応するだけでも、心身ともに大きなエネルギーを必要とします。生活リズムが乱れたり、精神的な余裕がなくなったりすることもあるでしょう。
そのような時期に、同棲という新たな生活の変化が加わると、負担が大きすぎると感じるおそれがあります。余裕のなさから、衝突してしまうことも増えるかもしれません。まずは新しい環境に慣れ、生活が落ち着いてから同棲を考えるのがおすすめです。
同棲の目的が一致していない
同棲を始める前には、二人の目的や考え方が一致しているかを確認することが重要です。たとえば、一方が結婚を見据えて同棲を希望しているのに対し、もう一方が生活費の節約を主な目的としている場合、考え方の違いから関係を維持しにくくなることがあります。
目的にズレがあると、家計の管理や将来の進め方について意見が合わず、衝突が起こりやすくなります。どのような気持ちで一緒に暮らすのか、同棲に何を期待しているのかを、事前にすり合わせておくことが、無理なく共同生活を続けるうえで大切なことです。
同棲に適した住まいとは?

同棲生活を快適に続けるためには、ライフスタイルに合った住まいを選ぶことが大切です。間取りや広さ、部屋数といった条件次第で、日々の暮らしやすさが変わります。ここでは、同棲に適した物件選びのポイントを3つ紹介します。
- 2人暮らしの居住面積水準は30〜75㎡
- 一人になれる場所も必要
- テレワーク主体の場合は部屋数も確保
2人暮らしの居住面積水準は30〜75㎡
同棲向けの物件を選ぶ際は、居住面積の目安を把握しておくことが重要です。国土交通省の「住生活基本計画」では、2人で生活するうえで最低限必要とされる広さを30㎡と定めています。
また、より快適な暮らしを見据えた「誘導居住面積水準」は、都心部での生活を想定した場合で55㎡、郊外では75㎡が基準とされています。30㎡は最低限の指標であり、生活にゆとりを持ちたい場合は、1LDKや2DKなどの間取りも視野に入れるとよいでしょう。
一人になれる場所も必要
どれほど仲が良くても、常に同じ空間にいるとストレスを感じてしまう場合があります。
お互いのプライバシーを尊重し、一人の時間を確保できる空間をつくることは、良好な関係を維持するために大切です。
2Kや2DK、2LDKのように部屋数がある間取りであれば、一方が仕事や趣味に集中したいときに、もう一方は別の空間でリラックスして過ごすことができます。
1LDKでも、リビングと寝室の使い分けがしやすい広さであれば、プライベートな時間を持ちやすくなります。お互いの生活リズムを尊重できる間取りを選ぶことが、同棲を長く続けるうえでのポイントです。
| ・「間取り」に関する記事はこちら 2DKのレイアウトを一人暮らし・二人暮らし・子育て世帯別に紹介 |
テレワーク主体の場合は部屋数も確保
カップルのどちらか、あるいは両方がテレワーク中心の働き方をしている場合は、部屋数の確保が重要です。同じ空間で同時に作業をすると、オンライン会議や通話が重なり、業務に支障をきたすこともあります。
仕事とプライベートを明確に切り替えるためにも、それぞれがワークスペースを持てる間取りが理想です。2LDK以上の物件であれば、お互いの仕事に集中しやすく、快適な在宅勤務の環境を整えられるでしょう。
まとめ
同棲には、生活費を抑えられることや、結婚後の暮らしをイメージしやすくなるといったメリットがあります。経済的・精神的に自立し、結婚を視野に入れているカップルにとっては、関係性を深める良いきっかけにもなります。
快適な同棲生活を送るためには、ふたりで過ごす時間と同じくらい、それぞれが一人で落ち着ける空間を確保できるかどうかも大切です。無理のない距離感を保てる間取りや、ゆとりのある広さの物件を選ぶことで、より暮らしやすくなるでしょう。
二人の新しい生活を始めるためのお部屋をお探しの場合は、ぜひ東急リバブルへご相談ください。豊富な物件情報の中から、ご希望に沿った住まいをご提案いたします。
この記事のポイント
- 同棲するとどんなメリットがありますか?
同棲を始めると、生活にさまざまな変化が訪れます。金銭面でのメリットだけでなく、二人の関係性をより良いものにする効果も期待できるでしょう。
詳しくは「同棲するメリット」をご覧ください。
- どういうカップルは同棲した方が良いでしょうか?
同棲を始めるかどうかを判断するには、二人の関係性や生活環境が重要なポイントです。
「同棲した方がいいカップルの特徴」では、どのようなカップルが同棲に向いているのか、その特徴を解説します。
- 同棲しない方が良いカップルはどんなカップルですか?
同棲には多くのメリットがありますが、すべてのカップルに適しているわけではありません。状況によっては、一緒に暮らすことで二人の関係が悪くなってしまう場合もあります。
詳しくは「同棲しない方がいいカップルの特徴」をご覧ください。
ライターからのワンポイントアドバイス
同棲する物件の賃貸借契約を結ぶ際には、契約者はどちらか一方の単独名義になることが一般的です。入居審査では、契約者一人の収入で支払い能力を判断されるケースが多いですが、物件や保証会社によっては、二人の収入を合算して審査してもらえる場合もあります。収入合算が認められれば、選べる物件の幅が広がる可能性があるため、不動産会社に確認してみるとよいでしょう。

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