マンション 郊外 価格
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マンションは都心より郊外? 価格・環境・利便性を徹底比較

執筆者プロフィール

悠木まちゃ
宅地建物取引士

ライター・編集者。ハウスメーカー勤務時に、新築戸建て住宅のほか、事務所建築や賃貸アパートの営業・設計を経験。
その後、2019年よりフリーライター・編集者として活動を開始。実務経験を活かし、不動産・金融系を中心に執筆から編集まで行う。ブックライターとしても活動するほか、ライター向けオンラインサロンの講師も担当している。

ざっくり要約!

  • 都心のマンション価格高騰や働き方の変化により、広さと価格のバランスが良い郊外エリアへの注目が高まっています。
  • 都心は資産価値や利便性に優れる一方、郊外は緑豊かな環境やゆとりある住空間を確保しやすい点が特徴です。
  • 郊外マンションの将来性はエリアによって二極化するため、交通利便性や人口動態、管理状況を見極める必要があります。

マンション購入を検討する際、利便性の高い都心か、住環境の整った郊外かで迷う方は少なくありません。特に近年は不動産価格の上昇が続いており、予算と希望条件のバランスに頭を悩ませるケースも見られます。

郊外のマンションは、都心に比べて価格が抑えられているだけでなく、自然豊かな環境や広い専有面積を確保しやすい点が魅力です。しかし、将来的な資産価値や通勤の負担など、事前に考慮すべき要素も存在します。

この記事では、都心と郊外それぞれのメリット・デメリットを比較し、郊外マンションを選ぶ際の重要な判断基準について解説します。ライフスタイルに合う最適な住まいを見つけるために、ぜひ参考にしてください。

郊外のマンションの人気が高まっている理由

近年、あえて都心を離れて郊外のマンションを選ぶ人が増えています。ここでは、郊外エリアが注目を集めている主な理由を3つ解説します。

マンション価格の高騰

都心部におけるマンション価格の高騰は、郊外への関心を高める大きな要因です。資材価格や人件費の上昇、用地取得の競争激化などにより、特に都心23区内の新築・中古マンション価格は高い水準で推移しています。

一般的な会社員の収入では都心の物件に手が届きにくくなっている現状があり、予算内で希望の広さや設備を叶えるために、郊外へ視野を広げる動きが活発化しています。

暮らし方・働き方の変化

テレワークの普及など、働き方の多様化も郊外人気の後押しとなっています。毎日オフィスへ通勤する必要がなくなれば、「駅からの近さ」や「都心へのアクセス」よりも、自宅での快適さや周辺環境の良さを重視するようになります。

仕事部屋を確保できる部屋数や、リフレッシュできる公園が近くにある環境など、ゆとりある暮らしを求めて郊外を選択する人が増えています。

家賃の高騰

分譲マンションの価格だけでなく、賃貸物件の家賃も上昇傾向にあります。更新のタイミングで家賃の値上げを提示され、それを機にマイホーム購入を検討し始めるケースも少なくありません。

毎月の家賃と同程度、あるいはそれ以下の住居費で、より広く設備の整った分譲マンションに住めるのであれば、資産形成の観点からも購入が合理的と考える人が増えています。

都心と郊外のマンションのメリット・デメリットを比較

都心 郊外 マンション メリットデメリット

住まい選びにおいて、都心と郊外のどちらが良いかは、個々の価値観やライフスタイルによって異なります。まずは、それぞれの主なメリット・デメリットを比較し、特徴を把握しておきましょう。

都心マンション郊外マンション
メリット・資産価値が落ちにくい
・交通、生活利便性が高い
・通勤、通学時間を短縮できる
・物件価格が比較的安い
・専有面積が広い
・自然が多く静かな環境
デメリット・物件価格が高い
・専有面積が狭くなりやすい
・騒音や人混みが多い
・都心への移動に時間がかかる
・駅から遠い場合がある
・資産価値の維持が難しい場合がある

都心のマンションは利便性と資産性の高さが魅力ですが、価格の高さと住環境の喧騒が懸念点です。一方、郊外のマンションは価格の安さと住環境の良さが強みである反面、移動時間や資産価値の維持に課題があります。

価格、環境、利便性のうち、ご自身が何を最優先にするかを明確にすることが、エリア選びにおいて大切です。

都心マンションのメリット・デメリット

都心のマンションは、時間を有効に使いたい方や、資産価値を重視する方に向いています。具体的なメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリットデメリット
・駅や商業施設へのアクセスが良い
・通勤時間を短縮でき、自由な時間が増える
・需要が高く、売却や賃貸に出しやすい
・車がなくても生活に不便がない
・価格が高額で予算オーバーになりやすい
・価格に対して部屋が狭い傾向がある
・交通量が多く、騒音や排気ガスが気になる
・駐車場代などの維持費が高い

都心マンションの最大のメリットは、圧倒的な利便性です。商業施設や医療機関、文化施設などが集積しており、車を持たずに快適な生活を送れます。また、底堅い需要があるため、将来的にライフステージが変化した際も、売却や賃貸といった選択肢を取りやすいでしょう。

一方で、住居費の負担は大きくなります。人通りも多いため、静かな環境で子育てをしたいと考える家庭にとっては、不向きな側面もあります。

郊外マンションのメリット・デメリット

郊外のマンションは、予算を抑えつつ、広い住まいや良好な子育て環境を求める方に適しています。メリット・デメリットは、次の表のとおりです。

メリットデメリット
・同じ予算でも都心より広い物件が買える
・公園や緑が多く、治安が良い傾向がある
・駐車場を確保しやすく、料金も比較的安い
・子育て支援が充実している自治体が多い
・通勤や通学に時間がかかり、満員電車の負担増
・車がないと買い物が不便な場合がある
・将来的な人口減少による資産価値下落のリスク
・終電が早いなど、夜間の移動に制限がある

郊外マンションは、都心と同じ予算であれば、より広い専有面積や充実した共用施設を持つ物件を選べます。緑豊かな公園や広々とした歩道が整備されているエリアも多く、のびのびと子育てをしたい世帯には理想的な環境といえるでしょう。

ただし、都心への通勤が必要な場合は、往復の移動時間が生活の質に影響します。また、エリアによっては車が必須となり、車両維持費がかかる点も考慮する必要があります。

郊外マンションの将来性は?

郊外マンションの購入を検討する際、懸念されやすいのが「将来的な資産価値」です。日本全体で人口減少と空き家の増加が進むなか、郊外エリアの不動産需要は全体的に縮小傾向にあります。しかし、すべての郊外マンションの価値が下がるわけではありません。

郊外であっても、「特急停車駅」や「駅前再開発エリア」など、生活利便性が高く人が集まる場所の物件は、価格が維持・向上する可能性があります。

一方で、駅からバス利用が必須のエリアや、人口流出が続く地域の物件は、価格維持が難しくなるでしょう。郊外マンションの将来性は、エリアや物件ごとの「二極化」が進むと考えられます。

資産価値が維持・向上する郊外のマンションの見極め方

将来にわたって資産価値を保てるマンションを選ぶためには、ポイントをチェックすることが重要です。ここでは、郊外マンションを見極めるための3つの基準を解説します。

利便性

特に重要な要素は、駅からの距離と生活利便性です。郊外であっても、駅から徒歩7分~10分以内の物件は需要が安定しています。また、始発駅や急行・特急の停車駅であれば、都心へのアクセス性が高く評価されます。

さらに、スーパーや病院、学校などの生活施設が徒歩圏内に揃っているかも確認しましょう。自治体の都市計画や再開発計画を調べ、将来的に街がどのように発展するかを予測することも有効です。

人口動態

その街の人口が増えているか、あるいは減っていないかを確認することも大切です。人口が増加しているエリアは住宅需要があり、商業施設や公共サービスも充実していく傾向があります。

自治体のホームページなどで、過去数年の人口推移や将来の人口推計をチェックしてみましょう。特に、子育て世帯の転入が多い街は活気があり、将来性も期待できます。

管理状況

「マンションは管理を買え」といわれるように、管理状況は資産価値に直結します。適切な修繕計画が立てられ、修繕積立金が十分に積み立てられているかを確認することは不可欠です。

共用部分の清掃状況や掲示板の内容、管理組合の活動状況などをチェックすることで、管理の質をある程度判断できます。管理が行き届いたマンションは、築年数が経過しても美観や機能が保たれ、資産価値が維持されやすくなります。

まとめ

マンション選びにおいて、都心と郊外にはそれぞれ異なる魅力と課題があります。都心は利便性と資産性に優れる一方で価格が高く、郊外は住環境の良さと価格の安さが魅力である反面、移動時間や将来性に注意が必要です。

重要なのは、現在のライフスタイルだけでなく、将来の資産価値や資金計画も含めて総合的に判断することです。郊外であっても、立地や管理状況を見極めることで、資産価値の維持が期待できる物件は存在します。

ご自身の希望条件に合うエリアや物件について、より詳しい情報を知りたい場合は、ぜひ東急リバブルにご相談ください。豊富な実績と地域の詳細な情報をもとに、お客様にとって最適な住まい探しをサポートいたします。

この記事のポイント

なぜ郊外のマンションの人気が高まっているのですか?

近年、あえて都心を離れて郊外のマンションを選ぶ人が増えています。郊外エリアが注目を集めている主な理由は「マンション価格の高騰」などです。

詳しくは「郊外のマンションの人気が高まっている理由」をご覧ください。

都心と郊外のマンションのメリット・デメリットを教えてください。

住まい選びにおいて、都心と郊外のどちらが良いかは、個々の価値観やライフスタイルによって異なります。

詳しくは「都心と郊外のマンションのメリット・デメリットを比較」をご覧ください。

資産価値が向上するマンションはどう見極めれば良いでしょうか?

将来にわたって資産価値を保てるマンションを選ぶためには、利便性や人口動態などのポイントをチェックすることが重要です。

詳しくは「資産価値が維持・向上する郊外のマンションの見極め方」をご覧ください。

ライターからのワンポイントアドバイス

郊外マンションを検討する際は、通勤シミュレーションを「平日」と「休日」の両方で行うことが大切です。地図上の所要時間や乗り換え案内アプリの情報だけでは、実際の通勤ラッシュ時の混雑具合や、乗り換えの負担感までは分かりません。実際に平日の朝の通勤時間帯に電車に乗ってみることで、「毎日の通勤に耐えられるか」「座って通勤できる始発駅を選ぶべきか」といった判断がしやすくなります。
また、休日の昼間や夜間の雰囲気も確認しておくと、入居後の生活イメージとのギャップを防げます。長く住み続ける住まいだからこそ、実際に足を運んで現地で体感してみましょう。

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