東急リバブルのトランクルーム STORAGE SQUARE

トランクルームに「家電」を保管できる?種類別、収納のポイント解説

トランクルームとは、自宅の収納の延長として利用する事が出来るサービスのことです。レンタル収納、レンタル倉庫という呼び方もあります。保管できるものはさまざまで、家電もそのうちのひとつ。今回は、トランクルームに家電を保管する際の注意ポイントについて解説していきます。

家電も預けられるトランクルーム

近年、狭い土地に住宅を建てるケースが増えています。結果、居住スペースが狭くなり、同時に収納スペースの確保が難しくなりつつあります。新たな収納スペースの確保に大きく貢献しているのがトランクルームです。温度や湿度を管理できる空調を完備した屋内型タイプと、コンテナを活用した屋外型タイプがあり、利用目的に合わせて選ぶことができます。

トランクルームは、衣類や書籍、趣味のグッズ、思い出の品などの収納、書類や備品、利用頻度が少ないかさばる物の保管などに利用されています。自宅に収まりきらない荷物をトランクルームに保管することで、居住スペースを広く使うことができます。

トランクルームのサイズは、1畳未満の省スペースのものから5畳以上の広く使えるものまで幅広く存在します。広めのトランクルームであれば、家財道具の保管にも使えます。実際に、引っ越しやリフォームの際に家具や家電の一時保管場所として利用する人もいます。

ただし、家電などは保管方法を誤ると故障に繋がる可能性もあります。収納物に見合ったタイプのトランクルームを選び、適切な手段で保管しましょう。

家電を預けるシーンとは

トランクルームに家電を預けるのは、どのような場面なのでしょうか。まず考えられるのは、扇風機やヒーター等の季節家電を保管するケースです。オフシーズン中に使用していない季節家電は、自宅の収納スペースを圧迫します。オフシーズンの間、トランクルームに使っていない季節家電を保管しておけば、部屋を広く使えます。

また、海外赴任などで長期間自宅を空ける必要がある、引っ越し時に退去と転居先の引き渡しのタイミングが合わない、自宅のリフォームなどの理由で、家具や家電を一時的に別の場所へ移動しなくてはならないときもあるでしょう。このような場合もトランクルームを活用することで、保管場所を確保することができます。

屋外型と屋内型、どちらがいい?

トランクルームは屋内型タイプと屋外型タイプがあります。

屋内型タイプは、倉庫内やビル内にトランクルームを設置しています。ほとんどの場合、空調設備が整っているため、温度や湿度の影響を気にする必要がありません。セキュリティ性も高く、安心して荷物を保管することができます。

屋外型タイプは、屋外にあるコンテナを収納スペースとして加工しています。トランクルームのサイズは大きめであることが多いため、比較的サイズの大きい荷物を保管することが可能です。ただし、屋外にあるため湿度や気温の変化等の影響を受けやすい面もあります。家電を保管するなら、温度や湿度の影響を受けにくい屋内型タイプがベターといえそうです。

家電保管時に気を付けたいポイント

自宅を広く使える、もしもの時に一時的に保管できるなど、トランクルームに家電を収納する利点はさまざまです。
愛用の、大切な家電をできるだけ良い状態で保管するために、気をつけておきたいポイントをご紹介します。

保管環境の確認

家電を保管する際に気を付けたいのが収納の仕方です。家電を箱に入れず、そのまま家電を収納すると、コードが絡まる・取り出す際にコードが引っ掛かるなど、出し入れに苦戦する可能性が高まります。購入した際のダンボール箱がある場合は、箱を捨てずに箱に戻してから保管しましょう。
家電の保管場所にトランクルームを利用するのであれば、空調設備が整っている施設を選ぶことも重要です。

また、家電を収納する際に、床や壁との間に隙間を作ることを意識してください。隙間を作ることで空気の通り道ができ、通気性が良くなるため湿気防止に繋がります。乾燥剤や除湿剤を使うとより良いでしょう。

ほこりでの故障を避けるために、クリーニングをしてから保管

トランクルームに収納する前に、家電についた汚れやほこりはきれいに落としておきましょう。ほこりや汚れが付着したまま収納してしまうと、家電の劣化・故障の原因となります。

拭き掃除などで家電の汚れを落としたら、しっかりと乾燥させましょう。

壊れないように配慮して保管する

トランクルームに家電を保管する際、やみくもに置いてしまうことは避けましょう。例えば家電の上にさらに家電を乗せてしまうと、物によっては安定感が悪くなり落下の危険があります。

万一、荷物を取り出すときに物が落ちてきたら、怪我をするかもしれません。物を積み上げすぎないことが最良ですが、スペースの都合でどうしても積み上げる必要があるなら、怪我のリスクが少ない軽くて小さな物を置く、落下しないようにベルトなどで固定するなどの工夫が必要です。。

家電別注意点

トランクルーム内に収納できる大きさであれば、基本的にはどのような家電も問題なく保管できます。ただし、トランクルームの中を汚してしまう、強いにおいがするものの収納は禁止されています。また、貴重品、危険物、生き物・植物、法律に触れる物などは収納することはできません。

収納不可で家電に関する物は「危険物」です。危険物とは、発火性や引火性がある、毒性が認められるなどの物品を指します。家電に関する物では、石油ストーブや石油ファンヒーターに使う「灯油」が危険物にあたります。

冷蔵庫

トランクルームに冷蔵庫を収納するなら、最低でも運搬する2日前までにはクリーニングをしておく必要があります。まず、冷蔵庫の使用を中止したら、製氷機を掃除して電源を抜きます。電源を抜いてからしばらくすると冷却器内の氷が溶け、水受けタンクに水がたまります。

水受けタンクにたまった水を捨てたら、冷蔵庫内の汚れを落とします。水拭きと、から拭きをした後、アルコールスプレーで除菌しましょう。冷蔵庫全体をきれいな状態にしたら、扉を開けて乾燥させてください。

トランクルームに収納するときは庫内に乾燥剤を入れて、扉を開けた状態で保管しましょう。

洗濯機

トランクルームに洗濯機を収納する際、洗濯機に付着した汚れは綺麗に拭き取り、可能であれば3回以上、市販のクリーナーで洗濯槽を洗浄しておきましょう。

洗濯槽を洗浄したら、水抜きも行います。水抜きとは、給水ホースと排水ホースに残った水を出し切ることをいいます。水抜き後は除菌と拭き掃除、洗濯機の背面等にたまったほこりを掃除します。

最後はふたを開けた状態で約1週間、遅くとも運搬する2日前までには完全に乾いた状態にしておきます。トランクルーム内で保管する際も、湿気を防ぐために洗濯機のふたを開けておくと良いでしょう。

扇風機・サーキュレーター

トランクルームに扇風機やサーキュレーターを保管する際は、掃除をしてからにしましょう。万が一、荷物を取り出す際に物が落ちてきた場合に壊れにくいよう購入時の箱にしまっておくと安心です。

上に重たいものを置いたり、電池を入れたままにしたりしないようにしてください。家電は高温や湿気が故障の原因ともなるため、温度や湿度管理がされている屋内型タイプのトランクルームで保管するのがおすすめです。

加湿器

トランクルームに加湿器を保管する際は、しっかり乾かしてから保管するようにしましょう。その他にも、フィルターの掃除をしておくと良いでしょう。ただし、誤ったお手入れをすると故障の原因になりますので、取扱説明書の確認は忘れないようにしてください。

こたつ

こたつ布団はそのままだと場所を取りますが、圧縮袋に入れるとそれほどスペースを取らずに済みます。また、防虫剤を一緒に入れておくと良いでしょう。伝熱部、コンセントは収納の際に邪魔にならないようにビニールで包んだり、箱に入れたりしましょう。

テレビ・パソコン

テレビやパソコンをトランクルームに収納するときは、破損を防ぐために液晶に保護パネルを付けるようにしましょう。倒れた場合でも、液晶が割れてしまうリスクが軽減されます。パソコン内にデータが保存されている場合は、万一のことを考えてデータのバックアップを取っておくようにしてください。

まとめ

トランクルームに家電を保管する際に重要な点は、安全に家電を収納するための準備を怠らないことです。空調設備の整った環境で保管するのがベターです。家電に付着した水気やほこり、汚れなどは必ず落としてから収納しましょう。付着したままトランクルームに収納し、湿気やニオイを発生させてしまった場合、他の利用者の迷惑になり、最悪の場合、トランクルームを解約せざるを得なくなるかもしれません。また、家電の収納時はむやみに置くのではなく、積み上げすぎない、など、荷物を安全に保管できるように心掛けてください。家電の保管場所に悩んでいるなら、トランクルームを有効活用してみましょう。

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