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防災にも強い住まい Vol.3 先人の知恵から学ぶ、
安全な住まい選び

先人の知恵を借りて、住まい選びのヒントに!

vol.1、2では、建物構造や災害時のことを考えた住まい探しについてご紹介いたしました。今回は土地そのものに着目し、住まいの「安全・安心」を考えます。 最近、「液状化」「地盤沈下」など、地盤と関係がある言葉をよく耳にします。今から新しい住まいを探すなら、地盤の状況はぜひ知りたいところではないでしょうか。 実は先人の知恵を借りれば、その情報のヒントを得ることができます。

古地図から読み取る安全な地盤

東京都の場合、特に多くの人が住み始めたのは江戸時代以降です。 この時代の地図(古地図)を見ると山や丘の上に大名屋敷、低地に町人が住む下町が集中しています。このことから大名屋敷は比較的地盤がしっかりした場所に建てられていたことがわかります。具体的には六本木・赤坂、青山周辺などです。この辺りは明治時代に入り、各藩が土地を手放すと、大きく2つの用途に使用されました。 一つは外国大使館や外国人の邸宅地で、現在も港区を中心に多数点在しています。もう一つは大学施設です。たとえば青山学院大院大学は西条藩松田家の上屋敷(渋谷区)、慶應義塾大学は島原藩松平家の下屋敷(港区)でした。当時の外国人はVIP、また大学は昔も今も最先端の研究をする場所です。そのため自然災害等のリスクの少ない地域を選んだと言われています。 古地図を見て江戸時代に大名屋敷だったエリアを探すことは、安全な地盤を見分けるヒントになるはずです。なお、古地図はインターネットや図書館などで閲覧することができます。

地名からひも解く土地の歴史

もともと地名の多くは、周辺に住む人々の呼び名が定着したものでした。昔の人たちがつけた地名はそれぞれの土地の特徴を表し、その名前を聞いただけで「このような土地だな」とイメージできるものにしたようです。つまり地名は、自然と共に暮らしていた人々がより安全に暮らすための知恵とも言えます。 たとえば「○○台」や「○○山」など高地を連想させる漢字が入る地名は、古くから頑丈な地盤の地域だった可能性が高いと思われるのもその一つです。 最近は「○○ニュータウン」など土地の特徴とはあまり関係ない地名がつけられる地域も増えていますが、前述の古地図などで、その場所のもともとの名前を調べることはができます。このように地名を確認することは、安全な地盤かどうかの一つのヒントになります。
※地名によっては地形と関係ない由来の場合もあります。

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