日本の都市評価、6年連続で大阪が1位
2026年07月30日
―森ビル調査、東京23区のトップは港区
森ビルの森記念財団都市戦略研究所は29日、都市の魅力と競争力を評価する「日本の都市特性評価2026」を発表した。調査の対象は国内136都市と東京23区。経済・ビジネスや文化・交流、生活・居住など6分野(87指標)で都市のスコアを算出した結果、国内136都市では、6年連続で大阪市がトップとなった。次点は名古屋市で、福岡、横浜、京都市が続き5位までの順位に変動はない。
調査は18年に開始。各都市の強みと課題を可視化することで都市行政に生かす狙いがある。6位の神戸市以下は、仙台市、金沢市を抜き札幌市が7位、10位には広島市が入った。一方、東京23区のトップは、港区が千代田区を抑えて2年連続で獲得。同区は経済や文化など3分野で1位、2位の千代田区は同分野で各2位、3位中央区も3~7位に入る。日本の都心3区は、各区がフル機能を持ちながら個性があり、世界の先進諸国では珍しい。東京23区以外の対象都市は、政令指定都市、県庁所在地のほか人口17万人以上の都市。評価に用いたデータは公的な調査資料および、住民へのオンラインアンケートなどで1~3月に集めた。
6年連続でトップの大阪市は、経済・ビジネス面と交通・アクセスで1位となり、大阪万博の開催もプラスに影響した。次点の名古屋市は生活・居住と研究・開発が1位。8年ぶりに7位に返り咲いた札幌市は、経済・ビジネスを8位まで押し上げており、近年伸び悩む6位の神戸まで23・3点差に迫る。同研究所運営委員会委員長の市川宏雄・明治大学名誉教授は、「再開発および鉄道開発が止まらない都市の活力は強い。札幌は今後も伸びていくのではないか」と述べた。
(提供:日刊不動産経済通信)